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​笠間稲荷神社

笠間稲荷神社は、651年創建と伝えられ、五穀豊穣、諸産業繁盛の神様、宇迦之御魂命が祀られています。日本三大稲荷のひとつとして広く人々に親しまれ、霊験あらたかな御神徳を慕って多くの参拝者が全国より訪れています。毎年10月下旬から11月下旬まで「笠間の菊まつり」が開催されます。意外に知られていませんが、拝殿の裏手に周るとご本殿を望むことができます。江戸時代末期、当時の名匠たちの手により施されたご本殿の彫刻は、後藤縫之助の作「三頭八方睨みの龍」「牡丹唐獅子」、弥勒寺音八と諸貫万五郎の作「蘭亭曲水の図」等実に精巧を極めています。昭和63年には国の重要文化財に指定されました。笠間稲荷神社の境内には、樹齢400年におよぶ「二株の藤樹」があり、例年5月上旬に見頃を迎えます。拝殿側にある葡萄の房のような花をつける珍しい品種「八重の藤」は、昭和42年(1967年)に茨城県の天然記念物に指定されており、根周り約3.55m、枝張りは約15mにもなり、県下一の大きさを誇ります。もう一株の「大藤」は、一重咲きの花穂の長さが1mにもなります。咲き誇る藤の甘酸っぱい香りに満ちた境内は、濃紫色の美しい花を目当てに訪れた見物客で賑わいます。

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